オートキャドのバージョン

前回はオートキャド(AutoCAD)の「レギュラー版」と「LT」との違いについて簡単に説明をしてきました。

そして、それを踏まえた上でもLT版をお勧めしました。


確かにLTには制限されている機能などがある訳ですが、その制限を邪魔に感じるまでにはかなりの熟練が必要になる、というのがその理由です。

ですから、これからオートキャド(AutoCAD)を覚えようと考えている方にとっては、当然「LT」で充分だということになります。

「大(レギュラー版)は小(LT)を兼ねる」という考え方も成り立ちますが、その為に支払う金額が4倍になるのはあまり得策ではないような気がします。

オートキャド(AutoCAD)を使って仕事をするのですから、それは当然「プロ」なんです。

そして「プロ」であれば当然、コスト(必要経費)に関しても気を遣わなければなりません。

少ない投資で最大限の効果を得るという考え方の中では、やはり「LT」を購入することが一番効率的ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

…と、少々話が長くなってしまいましたが、今回はオートキャド(AutoCAD)のバージョンについて簡単にお話をしましょう。


■毎年発売されるソフト…

オートキャド(AutoCAD)はパソコンにインストールをするソフトのひとつですから、当然毎年バージョンが新しくなっていきます。

その度に新しい機能(とか余分な機能)が追加されたり、問題のあった操作方法が解決されたり(されなかったり)しています。

別に文句を言っている訳ではないのですが、正直なところあまり余分な機能をつけないで欲しいと思っています。

歳をとっていくと昔のやり方に固執するようになる、という理由もあるかも知れませんが、やはり必要のない機能があっても邪魔なだけですから。

…まあこれは完全に私の個人的な考えですし、新機能の中にはもちろん便利な機能もある訳ですから、完全にバージョンアップを否定することは出来ませんけれどね。

バージョンアップには「新しい機能を付けてもっと便利に使って欲しい」というメーカーの思いもありますが、それ以外にビジネス的な目的があることは間違いありません。

毎年オートキャド(AutoCAD)をバージョンアップしていくと、当然毎年新しく「バージョンアップ版」を購入する必要がありますが、そう考えると単純に年間10万円弱の出費になってしまいます。

オートキャド(AutoCAD)はもともとそれほど安くないソフトですから、バージョンアップ版もそれなりの値段がします。

オートキャド(AutoCAD)LTが15万円くらいであれば、バージョンアップ版はその半分の8万円くらいで購入出来るはずです。

それを高いと感じるか、あるいは安いと感じるかは人それぞれなのでしょう。考え方やこだわりは色々ありますからね。

「プロであれば常に最新のオートキャド(AutoCAD)を使うべきではないか」

少々極端な意見ではありますが、そのように考えている人もいます。私も実際にこういう方に会ったことはありますが、そうした考え方は充分に「アリ」だと思います。

一方、私のように「使いこなしてナンボなのだから、毎年買い替えるのは無駄が大きい」と考えている人もいます。

今まであってきた中では後者が多かったのですが、これらの考え方によってかけなければならない金額が全然違うので、後者が多いのは仕方のないことでしょう。


オートキャド(AutoCAD)のバージョンについての話はこれで終わりにしておきます。

このサイトとしては、それほど最新のバージョンでなくても充分に仕事が出来るではないかと考えています。